河川・湖沼・公園内池の水質を食物連鎖の原点に戻して浄化し 未開拓の波浪環境、海浜環境を緩和する。 |
●特性 |
1.極端に優れた耐水抵抗性
”シーブロック”は、水中において球体への水の粘性抵抗や 線表面への摩擦抵抗等の加圧を、溶着接点を基点とするバネの反力で 線の振動に変形する極端に耐水抵抗性を備えた素材です。 入射する波力を緩衝する消波材を”シーブロック” 水質を浄化する接触酸化材を”シーブロック・ポーラス”と称しています。 |
2.水質浄化能力 ”シーブロック”は水中に溶けた未分解の有機物を 線の表面に膜状に付着した微生物に接触して、食べられます。 食べた微生物は更に上位の生物に食べられ、 生態系の原点が順次再生され水質は自然に浄化されます。 |
3.施工性と経済性 中央を集束して連結した円球状の”シーブロック”は 任意の数の球体に切断して自由な形に組み立て水中に敷設する事が出来ます。 |
4.安定した耐久性 ”シーブロック”の原料は熱可塑性合成樹脂のポリプロピレンで、 紫外線により劣化しますが、耐酸性、耐アルカリ性で水中では何も溶出せず、 長期に安定した物性です。 |
●接触酸化材としての”シーブロック・ポーラス” |
水中には木の葉、生物の排泄物、肥料、生活排水等の有機物が浮遊、又は溶け込んでいます。
水を動かさずそのままの状態で放置すると、水中の有機物は水中の酸素を使って微生物がどんどん繁殖して、
植物プランクトン、動物プランクトン等に転移します。水中の酸素が少ない場合や、微生物が酸素を
使い切り未分解の有機物が残っていると、微生物は生存出来なくなりその数が減少しやがて有機物が腐り、
発酵して水は臭くなり汚濁が進行します。”シーブロック・ポーラス”の持つ線条の溶着接点や線表面は
水中の有機物や浮遊懸濁物を容易に付着させ生物膜として増殖し、食物連鎖の最低辺の食物プランクトン、
細菌、原生動物などが順次より高位の生物に補食され、生体転移することにより水質が浄化されます。 |
![]() ![]() |
![]() これは、ここにある池にシーブロック敷設工事を行い、 その過程と経過を記録した物です。 |
![]() |
![]() このように酸素が不足している池の表面には、 有機物の発酵したものが浮き、汚濁が進行していきます。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() 百個近いシーブロックを敷設。 |
![]() |
![]() 5番池はこの庭園にある一番下の池です。 下は3番目の池で、5番池にはこれを含めすべての水が流れ込みます。 |
![]() |
![]() 5番池は、ここから流れ込む水も浄化しています。 |
![]() |
![]() 工事から約一年後の5番池です。浄化力は、変わっていません。 |